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スポーツ倫理について

テーマ提供 久保香奈美

・一人一人が考える倫理的線引きはどこか? 不正はどの辺まで許容できますか? *例* 八百長、ファール、薬物、審判etc
・これはおかしいんじゃやないか?と思った試合はありますか?それはどんな試合でしたか?
・多様な人間で構成されている為、その分、倫理観も多様であります。では、スポーツをしていく過程で、どうしたら倫理観というものは身についていくと思いますか?また、どのような学習の仕方があると思いますか?

<話し合いを終えて>
 今回は「スポーツ倫理」というテーマで話し合ったが、“一人一人が考える倫理的線引き、不正はどこまで許容できるか?”について、具体的な事例を基にしながら意見を述べ合った。

 具体的事例としては、≪①けがを装う場合―1953年のアメリカの大学チーム同士のフットボールの試合 ②意図的反則の場合―攻撃選手がルールに従って巧みに守備選手を抜き去った後に、守備選手が意図的に反則をする ③テニス線審の判定ミスの場合―テニス試合での故意のサービスの失敗 ④筋肉増強剤の使用―砲丸投げのような体重・体格が勝敗に直接影響するスポーツでの使用≫について、プリントを参照しながら話し合った。

 各自スポーツ倫理に対する考えが様々で、同じ事例を見て「不正」と受け取る人もいれば、「不正」と受け取らない人もいた。さらに、「ズル」と取るか「作戦」と受け取るかも、人それぞれ異なっていたことが面白かった。

 「ズルをする位なら、スポーツをするな」と考えている人すべてで、競技者人口が占められていないことも、競技中の非倫理的行為につながっている一因と考えられた。非倫理的行為は「男性であれば許される、大目に見られる。男だから。」といった意見も出て、ジェンダー・バイアスについても考えさせられる機会となった。

 さらに、④については、まず「筋肉増強剤」というもののイメージがそもそも悪いのは、名前のせいだからではないか?といった意見があった。使用すると卑怯であるのは、名前が悪いからではないか?逆に“サプリメント”なら良いのか?ということで、「薬」というものの是非について話し合った。病気の時の薬は、健康に戻る為のもので、本来の元の自分に戻る為のものだから、使用に関して問題はない。しかし、それ以外の用途で使用すれば、やはり「薬」は好ましいもものとはいえないのではないか?とまとまった。本人が薬の副作用、身体に対する害を承知で、それでも使用することを選んでいるのであれば、それはもう個人の自由なので、最後は「使用の選択は本人の自由」という結論にまとまった。勝利至上主義の中にあっては、使用の選択は、仕方のないこと・やむを得ないことでもある、と許容する意見もあった。さらに、この「薬」の是非というのは、使用者と不使用者が同じフィールドで競技をしている為、物議を醸す訳だから、全員が使用すれば何も言われず文句が出ない、という意見もあった。


参考 http://www.ne.jp/asahi/village/good/sports.htm

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